透析センター (Dialysis Center)
●透析医療機器を一新
2017年12月に透析室の医療機器を一新し、「On-line-HDF」や「I-HDF」という新しい治療法が可能になりました。
これらの治療は通常の透析(HD)と比べて以下の点が優れています。
・血圧低下や悪心嘔気などの透析困難症の改善
・皮膚の痒みやムズムズ感といった不定愁訴の改善
・透析アミロイドーシスなどの合併症予防
・貧血の改善
新しい治療には、従来の透析液よりもさらに清浄化された超純粋透析液を使用します。水質管理を徹底し、今後もより良い医療が提供できますようにスタッフ一同努力いたします。
●安全とプライバシー
当院には2階に13床の透析センターがあり、『患者さまの透析治療中の安全とプライバシーの確保』をコンセプトに設計されています。
●通院患者さまと入院中の患者さま、別々の出入り口
一階部同様、透析センターにおいても通院で来られる患者さまと入院中の患者さまの出入り口が分かれており、入院中の患者さまは就寝着のままでも気兼ねなく入室していただけ、重度の患者さまにおいては病室よりベッドのまま透析治療を受けていただけます。
また13床のうち4床においては仕切り壁を設け個室に近い状況で静かに透析治療していただけるよう配慮しました。
●スタッフによる安全管理(スタッフカウンターとベッドの配置)
治療中の患者さま1人1人にスタッフの目が届くように中央部にスタッフカウンターを中心に置き、まわりをベッドで囲む配置としました。
●機械による安全管理
日機装社製の中央監視システムを導入し治療中の患者さまの状態を随時データ管理し、より高い安全性の確保に努めました。
透析治療の患者さまのデータは膨大な蓄積となり、透析スタッフの業務は非常に煩雑です。データを効率よく処理・管理することで、省略された時間や意識を患者さまに向けれないかと考え導入しました。
このシステムの導入により、各ベッド(透析装置)の進行状況が、コンピュ―ター画面で確認・把握でき、異常がないかを常に監視できます。機械と人間双方による透析治療中の患者さまのさらなる安全の向上を図りました。
【透析治療設備】(2017年12月に一新) 多人数用透析装置
日機装社製 DAB-20NX 1台
患者監視装置
日機装社製 DCS-100NX Type-D 8台
DCS-100NX Type-E 3台
個人用透析装置
日機装社製 DBB-100NX 2台
透析用水作成装置
日本ウォーターシステム社製 MSR-751C 1式
中央監視装置システム
日機装社製 Future Net Web+ 1式
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